Dolly Parton’s Imagination Library
本がつなぐ夢と未来📕
アメリカのカントリーミュージック界を代表する歌手、Dolly Parton(ドリー・パートン)。
彼女が子どもたちのために始めた活動のひとつが、無料で本を届ける「Dolly Parton’s Imagination Library」です。
2026年8月に80歳で亡くなったDolly Partonさん。彼女が残した功績は、音楽だけではありません。子どもたちに本を届け、読書の楽しさと学ぶ機会を広げてきたことも、彼女の大切なレガシーです。

毎月、子どもたちに届く1冊の本
Imagination Libraryは、1995年にDolly Partonさんの故郷であるテネシー州Sevier Countyで始まりました。
対象となる子どもたちは、登録すると5歳になるまで、年齢に合った本を毎月1冊、無料で受け取ることができます。家庭の経済状況にかかわらず、本に親しむ機会を届けることが、このプログラムの大きな目的です。
この取り組みはアメリカ国内だけでなく、カナダ、イギリス、オーストラリア、アイルランドにも広がっています。
英語だけじゃない。スペイン語も学べる本
このプログラムの魅力は、子どもたちが幼い頃から本に親しめることだけではありません。
私たちの家庭でも、子どもたちが対象年齢だった頃、毎月届く本を楽しんでいました。現在は、子どもたちも5歳までの無料配布の対象年齢を過ぎていますが、今でもその本が思いがけない形で役立っています。
それは、スペイン語の学習です。
Imagination Libraryの本には、英語の本だけでなく、スペイン語で書かれた本や、英語とスペイン語の両方で読める本もあります。提供される本は地域やプログラムによって異なりますが、幼児向けの絵本には、日常生活で使われる言葉や、絵と一緒に覚えられる表現が登場します。
我が家では、子どもたちがスペイン語を習い始めたこともあり、幼児向けの本に書かれたスペイン語が、語学学習の助けになっています。
小さな子ども向けの本だからこそ、文章が比較的シンプルで、イラストから意味を想像しやすいという良さがあります。難しい教材だけでなく、身近な物や日常の場面を描いた絵本を通して、言葉に触れることもできるのです。
無料で本を受け取れる年齢を過ぎても、本が家庭に残っていれば、別の学びに活用できます。
子どもたちが小さかった頃に楽しんでいた絵本が、今度は新しい言語を学ぶための教材になる。そんな発見も、このプログラムが我が家に残してくれたもののひとつです。
本を届けることから、未来を支えることへ
Dolly Partonさんの社会貢献は、読書支援だけにとどまりません。
彼女は教育、医療、災害支援など、さまざまな分野で支援を続けてきました。
その一例が、2020年に新型コロナウイルスのワクチン研究を支援するため、ヴァンダービルト大学医療センターに100万ドルを寄付したことです。
音楽を通して多くの人々に喜びを届ける一方で、自身の影響力や資源を活用し、人々の暮らしや未来を支える活動にも取り組んできました。
Imagination Libraryもまた、その想いを形にした活動のひとつです。
Dolly Partonが残したもの
毎月届く1冊の本。
それは、単に無料で本を受け取れるということだけではありません。子どもが自分宛てに届いた本を開き、親子で一緒にページをめくり、物語の世界に夢中になる。そんな日常の小さな経験が、読書を好きになるきっかけになるかもしれません。
そして、幼い頃に親しんだ本が、成長してから別の言語を学ぶために役立つこともあります。
Dolly Partonさんは2026年8月に亡くなりましたが、彼女が始めたImagination Libraryは、今も子どもたちに本を届ける活動として続いています。
ひとりの想いから始まった取り組みが、多くの人々の協力によって世界中の子どもたちに広がっていく。
本を通して夢を届けること。その夢が、学びへ、そして未来へとつながっていくこと。
それこそが、Dolly Partonさんが残した大切な贈り物なのかもしれません。
公式サイト
Dolly Parton’s Imagination Library
https://imaginationlibrary.com/
アメリカでの登録・対象地域の確認
https://imaginationlibrary.com/usa/
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